これは旅行記とは関係なく、私のふと感じたことですのでスルーしてくださいねー。 アンコールワットで印象に残ったもの。。。 アンコールワットから昇る朝日? 美しい彫刻? 神秘的な遺跡? はたまた居心地のよいホテル? どれも間違いなく印象に残っているのですが、シンガポールに帰ってきてからずっと頭から離れないのが、カンボジアの子供達のこと。 今回ものの見事に一枚も子供達の写真がありません。 本当は撮りたかったんですよ。 だってね、どの子もみんなとっても可愛かったから。 でもね、撮れなかった。 それに、写真どころか物売りの子供達から何一つ物を買ってあげれなかった。 のどの渇きを感じた時でさえ、子供達から買うのを躊躇し、結局買えなかった。 物売りの子供達が皆年端もいかない小さな子達だったのにふと気付き、 1歳ぐらいの赤ちゃんまで(さすがに物売りはしてませんが)いるのを見て、 「あぁ、そういうことか。」と感じてしまった。 観光客とて人の子なので、つい年端もいかない幼い子を見ると買ってあげようかな、と思うのが自然の道理。 彼らはそれをよくわかっている。 そして赤ちゃんは可愛いから、観光客は一緒に写真を撮りたがる。 これも自然なこと。 彼らはそれを知り、赤ちゃんを抱き、写真を撮らせ、そしてチップを得る。 私は特に彼らがしていることを悪い事だとは言ってないし、生きていく為、むしろたくましいとさえ思えます。 でも、彼らの将来を思うと気になってしまう。 ガイドさんから聞いたのですが、カンボジアで教師(公務員)の月給は月50ドル。 そして物売りの子供達が稼ぐお金は月100ドルくらいらしい。 教師よりお金を稼いでいる子供達は家族の中で立派な働き頭。 ・・・だから学ぶ機会を失ってしまう。 また、公立学校の教師は低所得の為人気がなく、カンボジアでは学校だけでなく教師も不足しているそうだ。 内戦が続き、何もないカンボジアを復興させる為には人の育成、まずは教育ありきです。 ガイドさんの受け売りですが、話を聞き、子供達を目の当たりにし、私も教育の重要性を強く感じたわけです。 そしてこんなこともありました。 遺跡を私達だけで見学し、下で待っているガイドさんのところに戻ろうとした時のこと。 大学生ぐらいの女の子(日?韓?)が赤ちゃんの写真を撮り、チップを渡している場をたまたま目にしたのですが、それをずーーっと悲しそうに見ている私達のガイドさんを見てしまったんですよね。 彼は勉強する機会を与えられ恵まれた環境にいましたが、その中でも本当に一生懸命勉強した努力家で、自国の再生にはやはり教育が必要だと強く感じているんです。 彼の心中を察すると、なんとも辛くなってきてしまった。 カンボジアでも様々な支援のおかげで学校も増えている、と聞いています。 はやく子供達が皆学校に行き、学べる社会に一日も早くなって欲しいものです。 ダラダラと書いてしまいましたが、最後まで読んでくださりありがとうございました。 この番外編でアンコールワット旅行記は終了です☆
by niaoju
| 2008-04-01 01:28
| travel
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